大きな違いは「リラックス」と「リハビリ・予防」

ヨガとピラティスが似ていると言われる原因として、ピラティスはヨガを参考にしている部分がある事があげられます。とはいえ、発祥の経緯が全く異なりますのでこの二つの目的は全く別の物です。

ヨガの目的

ヨガは現在ではスポーツとして行われている事も多いのですが、元々はインドの色々な宗教に共通した修業方法の一つであり、体を鍛える事が目標ではありません。瞑想に至る過程で、「心身を自分で完全にコントロールする」目的から行う物です。そのため、スポーツジムなどで純粋にエクササイズとして行う物もありますが、基本的には呼吸法を重視し、瞑想の時間が設けられています。一般向けのヨガでは体を動かす以上にリラックスして落ち着いた精神状態に至る事を重視しており、身体をほぐす動きが多く含まれています。

ピラティスの目的

ピラティスの方は身体の脊柱(背骨)と骨盤を意識し、体幹、身体の深部の筋肉を鍛える事によってリハビリ効果の他、怪我をしにくい身体を作っていく事に重点が置かれています。また、心拍数を上げる事が目的の運動ではないのでシニア世代や運動不足のミドルエイジの方が行っても身体に負担がかかりにくいプログラムを組む事もできます。

この違いをまとめると以下のようになります。

・ヨガ→身体とメンタル、両方を重視する。
・ピラティス→負担を少なく体幹等を鍛える。

ヨガとピラティスの比較

その他、ヨガとピラティスの違いを比較しました。

 ヨガピラティス
発祥地インドイギリス~アメリカ
いつ頃から紀元前1920~
呼吸法腹式呼吸
副交感神経優位にしてリラックス
胸式呼吸
酸素を取り入れる事で筋肉の活性化
目的心身のコントロール身体の機能回復
体幹等のトレーニング
種類ハタ・ヨガ
(身体を動かすのが主眼)
ラジャ・ヨガ
(呼吸法と瞑想が主眼)
マットピラティス
(マットを使用して行う)
マシンピラティス
(マシンを用いて行う)
道具の使用道具は使わない運動によっては使う

身体の動かし方には若干似ている所があるこの二つの運動は、どちらも有用なプログラムですが、好みによって好き嫌いが分かれる事もあるかと思います。純粋に身体を動かしたい場合はピラティスが向くでしょうし、身体を動かす事でリラックスしたい人にはヨガの方が目的に合致します。どちらを行うか迷った場合はプログラムの紹介動画を見たり、体験コースに行って確認してみると良いでしょう。